+TIC COOL SHADE(プラスチッククールシェード)
◆開発ストーリー◆
近年の温暖化による気候変動で、気温は急激に上昇し、私たちの社会生活に大きな影響を与えています。真夏の炎天下に多くの男性は、日傘を使用せず外回り…これでは熱中症になる危険性も。その一方でビジネスシーンでも使用できるスタイリッシュな傘がない。多くの人たちが、日差しや紫外線を防ぎ、熱ストレスのない快適な外出を実現できる傘を作りたいと言う思いがきっかけで開発スタート。
人にも環境にも優しいオールプラスチック傘「+TIC」のコンセプトはそのままに、折り畳みではなく、大きなサイズの長傘でもない、リュックやトートバックに収納でき、サッと開けることが出来る「クルップド」なサイズで男性も女性も、そして子供から大人まで使用できる雨晴兼用の傘を開発しました。
環境を考えた未来志向の+TIC COOL SHADEが、特別な傘になることを願っております。
2021年度グッドデザイン賞受賞審査員講評 ___________________________________2017年度にオールプラスチックの傘+TICが受賞しているが、ショートサイズで遮光性のある傘が今回のプロダクトだ。軽く強く、リサイクル性にも優れた傘は、当初は透明傘の消費行動を変えるべく生まれたものだが、代替品を超えて、価格帯もバランスが良く、欲しいと思える傘に成長している。長く使ってもらえる素材選定や、人にも環境にも優しい視点が散りばめられており、今後のチャレンジにも期待したい。(担当審査委員/ 辰野 しずか 大友 学 原田 祐馬 山田 遊)
JIDAデザインミュージアムセレクションvol.24に選出公益財団法人日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)主催のJIDAデザインミュージアムセレクションvol.24に選出されました。審査員講評 ___________________________________人にも環境にも優しいオールプラスチック傘「+TIC」のコンセプトを引継いだ、遮光性のあるタイプとなる。昨今、夏の熱中症対策として男性にも日傘が普及しつつあり、多様化するシーンを考慮した、練られたサイズ観やデザインである。大量に廃棄される傘の問題に対し、消費構造を変えようとサスティナブルな傘の開発に挑んでおり、パーツ単位の販売も行っている点も評価したい。(審査委員/濱田 秀之)
全てのパーツが長く使える仕様
ハンドルやシャフト、骨、石突まで全てがオールプラスチック製であり、金属を使っていないので錆びることがなくグラスファイバー製の骨を使用しているためつよい構造。サステナブルで長くご使用頂ける傘になっております。
サエラが取り組む持続可能な目標(SDGs)1日あたり推定10万本以上の傘が廃棄される(※当社調べ)日本の傘の消費構造を変えるべく、過去に例のないサスティナブルな傘を普及させる事で、SDGsの以下2項目の目標達成に向けて貢献していきます。
風速15m/sをクリアする耐久力骨部分の強化プラスチックは、伸縮性や耐久性に優れた壊れにくい素材。強い風で曲がってしまっても折れにくい仕様。一般財団法人 日本文化用品安全試験所による「風に強い傘製品性能基準」にもとづく試験により、風速15m/sのテストをクリア。
遮蔽率・遮光性 99.9%以上 の日傘効果PU加工を施さずに遮蔽率・遮光率99.9%以上の効果を実現。PU加工は、使用していると剝がれて効果が薄れてしまうが「+TIC COOL SHADE」はPU加工を施さずチタン糸を使用しているため日傘としての機能も長く効力を発揮。また撥水、防水機能もついているのでゲリラ豪雨などの突然の雨に降られたときには、雨傘としても利用できます。